
1.3.1.2 クラスタ単位のディスク
クラスタ作成時にインストレーション・スクリプトは,Tru64 UNIX のルー
ト (/),/usr,および /var の各ファイル・システムを Tru64 UNIX ディス
クから,指定された 1 つ以上のディスクにコピーします。
クラスタ単位のファイル・システムに使用するディスクは,すべてのクラ
スタ・メンバからアクセスできるようにするため,共用 SCSI バスに接続
することをお勧めします。
インストール時に,クラスタ単位のルート (/),/usr,および /var の各
ファイル・システムを格納するディスクのデバイス名とパーティションを
指定します。 たとえば,dsk3b,dsk4c,および dsk3g を使用する場合
は,次のようになります。
dsk3b cluster_root#root
dsk4c cluster_usr#usr
dsk3g cluster_var#var
/var ファイルセットは,cluster_usr ドメインを共用することができな
いため,別個のドメイン cluster_var にする必要があります。 各 AdvFS
ファイル・システムは別々のパーティションにする必要がありますが,それ
らのパーティションを同じディスク上に置く必要はありません。
ディスク上のいずれかのパーティションをクラスタ単位のファイル・シス
テムで使用する場合,そのディスクにはクラスタ単位のファイル・システ
ムしか格納できません。 クラスタ単位のファイル・システムが格納される
ディスクは,メンバ・ブート・ディスクとしても,クォーラム・ディスク
としても使用できません。
1.3.1.3 メンバ・ブート・ディスク
各メンバにはブート・ディスクがあります。 ブート・ディスクには,その
メンバのブート・パーティション,スワップ・パーティション,およびク
ラスタ状態パーティションが含まれています。 たとえば,dsk1 が最初の
メンバのブート・ディスク,dsk2 が 2 番目のメンバのブート・ディスク
とすると,次のようになります。
dsk1 first member’s boot disk [pepicelli]
dsk2 second member’s boot disk [polishham]
インストレーション・スクリプトは,各メンバのブート・ディスクを再
フォーマットして,3 つのパーティション,つまりそのメンバのルート (/)・
1–4 概要
Comentários a estes Manuais