
8.7 共用 SCSI で使用する TL891 および TL892 DLT ミニラ
イブラリの準備
______________________ 注意 _____________________
システム性能を保つため,1 つの SCSI バスに 3 台以上の TZ89
ドライブを接続しないようにお勧めします。 同様に,共用スト
レージをテープ・ライブラリと同じ SCSI バスに配置しないよ
うにもお勧めします。
TL891 および TL892 ミニライブラリでは,1 つ (TL891) または 2 つ (TL892)
の TZ89N-AV ディファレンシャル・テープ・ドライブとロボット・コント
ローラを使用して,10 カートリッジ・マガジン内のカートリッジにアクセ
スします。
各テープ・ドライブおよびロボット・コントローラには別個の SCSI ID を
割り当てます。
ミニライブラリの背面には高密度 68 ピン SCSI コネクタが 6 個,各ドライブ
には SCSI コネクタが 2 個,ロボット・コントローラにも 2 個あります。
TL891 では,30 cm (11.8 インチ) の SCSI バス・ジャンパ・ケーブル (TL891
パッケージに付属) を使用して,ロボット・コントローラとテープ・ドライブ
を同じ SCSI バス上に配置します。 TL892 へのアップグレード時には,2 つ
目のドライブを同じ SCSI バス (DS-TL892-UA アップグレード・キットに付
属の 30 cm (11.8 インチ) の SCSI バス・ジャンパ・ケーブルを使用),または
2 つ目のドライブ自体の SCSI バスに接続することができます。
以降の各項では,TL891 および TL892 の準備の詳細について説明します。
8.7.1 TL891 または TL892 の SCSI ID の設定
TL891 および TL892 ミニライブラリの前面にある制御パネルは,電源投入時
自己診断 (POST) の状態表示,メッセージの表示,およびミニライブラリ機
能のセットアップに使用できます。
ミニライブラリに初めて電源を供給すると,一連の POST 診断が実行され
ます。 POST の実行中,制御パネルには,ミニライブラリのモデル番号,
現在の日付/時刻,ファームウェア・リビジョン,および各テストの状態が
表示されます。
テープ・ドライブを使用する共用 SCSI バスの構成 8–25
Comentários a estes Manuais